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会のあらまし
健康で何ら不自由なく過ごしてきた人が、病気・薬害・事故などで、ある日突然、または徐々に聴覚に障害を起こすことは、このうえない打撃であり、大きな悩みを味わうことになります。
そして周囲の会話や耳から入る情報、娯楽から取り残されて孤立したときの苦しみ・みじめさは、それを経験した人でないととても想像できるものではありません。
幸いにその障害が軽度でおさまって社会復帰された方もありましょうし、ほとんど聞こえなくなって絶望的な苦しみを味わいながらも立ち直られた方もあるかと思います。
中途失聴者とは人生の途中で聴力を失くした人で、難聴者とは補聴器で何とか聞き取っている人です。
当協会は、聴力の軽重を問わず、こうした人達が手をとりあって、「自分達の仲間を作り、悩みの解決や福祉の要求をしよう」という機運が高まり、昭和62年10月に「福岡市中途失聴難聴者福祉協会」が発足しました。
そして平成22年1月、「福岡市中途失聴難聴者福祉協会」は特定非営利活動法人として「要約筆記協会」と『ひとつ屋根のした』で組織化し、「福岡中失難聴者支援福祉協会」として新しい一歩を踏み出しました。